手に汗握る攻防
これは、ある日の我が家の夕食時のことである・・・。
『ただいまー』
私は仕事で少しだけ遅く帰宅。
夕食には間に合った。
その日はめづらしく手土産を持って・・・。
食事が始まって、私は嫁に勧める。
『まあ、どうぞどうぞ』
これが私が自費で購入した手土産である。
しかも500ml缶である
『こんなええビール買ってきたん!』
ご機嫌で飲み干す嫁。
私も飲みたいところではあるが、私はいつもよりスローペースにして、嫁に飲ませる。
500mlがあっという間になくなった。
まるで、六甲の水でも飲むかの様に・・・。
『まあ、もう1本どうぞどうぞ!』
しかし旨そうである、いや旨いに決まっている。
プレミアムモルツなのだから
これで、自費購入してきた1リットルのモルツは終わりである。
しかしこれも、あっという間になくなった。
わたしは、ほとんど飲んでいないような気がする・・・。
しかし、狙い通り嫁は少し酔ってきた様子。
これはチャンスだ
先に言っておくが、チャンスとはいっても、別に何しようとしている訳ではない。
そろそろ、飯のおかずも無くなってきた。
すかさず私は出す。
『まだ、あったんや』
私は言う
『もうちょっと飲む?』
『そうやな』
よし!ご機嫌じゃないか!
それなら、これでも食らいやがれ
栗焼酎ダバダ火振だ。
1杯・・・
2杯・・・
私も少し酔ってきたが、私のこの脂肪でガードされた肝臓がこれぐらいで悲鳴を上げることはない。
3杯・・・
4杯・・・
嫁が酔っ払っている。
今だ
『エギングに行っていいですか?』
『は?好きにせえ!』
ヨッシャー私の勝利だー!
まるで猪木対アリのような手に汗握る攻防戦だったが、なんとか勝利をおさめることができた。
早速K内君に日程調整の連絡をした。
T内君とも調整するとのこと。
我が家の戦いは終わった。
しかし、これから、K内家とT内家で戦いがはじまる。
K内家の戦いは、はおおそらくちょろいもんだろう。
しかし、聞くところによると、T内家の戦いは我が家に負けず劣らず緊迫したものになりそうである。
そう、まるで猪木対タイガージェットシンのような・・・。
《タックルデータ》
・プレミアムモルツ500ml×2
・キリのクリームチーズ
・栗焼酎ダバダ火振
・私の話術と抜群のタイミング
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